誕生石

7月の誕生石ルビー|意味・石言葉・種類を解説

2026.07.02 2026.07.22 更新 housegematender

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7月の誕生石は「ルビー」と「スフェーン」です。スフェーンは2021年の改訂で追加されました。ルビーはコランダムという鉱物で、モース硬度9(ダイヤに次ぐ硬さ)を誇る四大宝石のひとつ。「宝石の女王」とも呼ばれ、石言葉は「情熱」「仁愛」「威厳」です。最高級の赤は「ピジョンブラッド(鳩の血)」と呼ばれます。なお、流通するルビーの多くは加熱処理されており、非加熱のものは希少です。

燃えるような真紅の輝きで、古くから王や権力者を魅了してきたルビー。7月の誕生石として、また「宝石の女王」として愛される宝石です。この記事では、ルビーの意味・石言葉から、「怖い」と言われる理由、色の種類、スタールビー、もう一つの誕生石スフェーンまで、正確さを大切にたっぷり解説します。

7月の誕生石は「ルビー」と「スフェーン」

7月の誕生石といえばルビーが有名ですが、もうひとつ「スフェーン」があります。これは2021年12月の改訂で追加された宝石です。日本の誕生石は全国宝石卸商協同組合が定めており、日本ジュエリー協会などの賛同を得て、63年ぶりに10種類が追加されました。誕生石全体は「誕生石一覧【2021年改訂版】」でまとめています。まずは主役のルビーから見ていきましょう。

ルビーとは?まず知りたい基礎知識

ルビーは「コランダム」という鉱物の一種で、主成分は酸化アルミニウムです。そのなかでも鮮やかな赤色のものだけが、特別に「ルビー」と呼ばれます。赤色は、微量に含まれるクロムによるものです。モース硬度は9と、ダイヤモンド(硬度10)に次ぐ硬さを誇り、ダイヤモンド・サファイア・エメラルドと並ぶ「世界四大宝石」のひとつです。

その気高い美しさから、ルビーは「宝石の女王」とも呼ばれます。名前の由来は、ラテン語で「赤」を意味する「ruber(ルベル)」から。和名は「紅玉(こうぎょく)」です。産出量が少なく希少性が高いことでも知られています。

鉱物名コランダム(酸化アルミニウム)
モース硬度9(ダイヤモンドに次ぐ硬さ)
赤(クロムによる発色)
和名紅玉(こうぎょく)
石言葉情熱・仁愛・威厳 など
結婚記念結婚40周年「ルビー婚式」

ルビーの石言葉と「怖い」と言われる理由

ルビーの代表的な石言葉は「情熱」「仁愛」「威厳」。燃えるような赤にふさわしい、力強く前向きな言葉が並びます。ほかにも「愛情」「勝利」「勇気」など、さまざまな意味が込められています。古くから「勝利を呼ぶ石」として、王や騎士のお守りにもされてきました。

一方で、「ルビーの石言葉は怖い」と検索されることがあります。これは、石言葉のひとつに「愛の疑惑」があること、そして赤色が血や炎を連想させることが理由とされます。ただ、これは怖い意味ではありません。「愛の疑惑」は「疑いを消し去り、二人の愛をより燃え上がらせる」という前向きな意味とされ、ルビーはむしろ愛情を育むお守りとして親しまれています。イメージだけで敬遠する必要はない宝石です。

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ルビーの色の種類

ひとくちに赤といっても、ルビーの色調はさまざま。色や産地によって、次のような呼び名で区別されます。

ピジョンブラッド
(鳩の血)
濃く鮮やかな最高級の赤。主にミャンマー産で、希少性・価値ともに非常に高い。
ビーフブラッド
(牛の血)
鉄分を多く含む、やや黒みがかった赤。主にタイ産で、市場でよく見られる。
チェリーピンク明るく可愛らしい赤。ピンクやパープルみを帯びた色合い。

※「ピジョンブラッド」は最高級の代名詞ですが、鑑別上は一定の基準を満たしたものに用いられます。

ルビーとサファイアは、実は同じ石

意外に思われるかもしれませんが、ルビーとサファイアは、もとは同じ「コランダム」という鉱物です。純粋なコランダムは無色で、含まれる成分によって色が変わります。クロムを含んで赤くなったものがルビー、鉄やチタンなどを含んで青くなったもの(赤以外の色すべて)がサファイアです。つまり、赤いコランダムだけがルビーで、それ以外はすべてサファイアと呼ばれます。9月の誕生石サファイアについては「9月の誕生石サファイア」で解説しています。

ルビーの歴史と伝説

ルビーの歴史は非常に古く、旧約聖書にも記述があるといわれるほどです。その燃えるような赤から、古代より「不滅の炎」や「生命力」の象徴とされ、世界中の王や権力者に愛されてきました。ヨーロッパでは、身を守る魔除けや「勝利を呼ぶ石」として、戦場に赴く騎士のお守りにもされたと伝えられています。

また、赤色が血を連想させることから、心身の健康を司る石とも考えられてきました。こうした古くからの言い伝えは、現代でもパワーストーンとしての人気に受け継がれ、恋愛成就や活力、勝負ごとを願う人のお守りとして親しまれています。

神秘的な「スタールビー」

ルビーの中には、光を当てると6条の光の筋が星のように浮かび上がるものがあります。これが「スタールビー」です。この現象は「スター効果(アステリズム)」と呼ばれ、石の内部にある針状の微細な結晶(ルチルなどのシルクインクルージョン)が光を反射して生まれます。

スターをきれいに見せるため、表面を丸く磨く「カボションカット」が施されます。通常、内包物は宝石の価値を下げる要因ですが、スタールビーの場合はスター効果を生む要素として、逆に価値につながります。光を揺らすと星も動く様子は、まさに神秘的です。

ルビーの加熱処理と産地

サファイアと同じく、流通するルビーの大多数は加熱処理されています。加熱によって色を鮮やかにしたり、透明度を高めたりできるためです。加熱処理は一般的なもので、それ自体が問題ではありません。一方、まったく手を加えていない「非加熱」のルビーは希少で、価値も高くなります。処理の有無は鑑別で確認できます。

主な産地は、ミャンマー(ビルマ)、タイ、モザンビーク、スリランカなど。産地によって色や内包物の特徴が異なり、特にミャンマー産の上質なものは高く評価されます。なお、ルビーは最初に人工的な合成に成功した宝石でもあり、手頃な「合成ルビー」も流通しています。天然との違いは「合成石と天然石の違い」をご覧ください。

もう一つの7月の誕生石「スフェーン」

2021年に7月の誕生石へ加わったのがスフェーン。最大の魅力は、光を虹色に分ける「ファイア(分散)」の強さで、これはダイヤモンドをしのぐともいわれます。グリーンやイエロー系の色合いが多く、キラキラとした強い輝きが特徴です。和名は結晶の形から「楔石(くさびいし)」と呼ばれます。石言葉は「永久不変」「才能開花」など。硬度はやや低めなので、扱いには少し気を配ると安心です。

お手入れと選び方

ルビーは硬度が高く、比較的扱いやすい宝石です。使用後はやわらかい布で拭き、汚れが気になるときは、ぬるめの石けん水でやさしく手洗いを。洗ったあとは水気を拭き取り、他の宝石とぶつからないよう分けて保管しましょう。硬いルビーは、ほかの宝石を傷つけてしまうこともあるためです。

選ぶときは、色の鮮やかさと透明度が価値の目安になります。とはいえ、最終的には「自分が心惹かれるか」が大切です。ルビーは結婚40周年「ルビー婚式」の記念石でもあり、7月生まれの方へのプレゼントや、大切な記念日の贈り物にもふさわしい宝石です。ほかの宝石も見てみたい方は「宝石の種類一覧」もどうぞ。

7月生まれの「星座石」もチェック

誕生石とあわせて楽しめるのが「星座石」です(諸説あり、パワーストーン的な楽しみ方のひとつです)。7月生まれの星座石も知っておくと、選ぶ楽しみが広がります。

かに座
(6/22〜7/22頃)
ムーンストーン、アクアマリン、ルビーなど、優しく穏やかな石
しし座
(7/23〜8/22頃)
ルビー、ガーネット、カーネリアンなど、力強く情熱的な色の石

よくある質問(FAQ)

7月の誕生石は何ですか?

ルビーと、2021年に追加されたスフェーンの2つです。ルビーは世界的にも7月の誕生石とされ、スフェーンは日本の改訂で加わりました。

ルビーの石言葉は何ですか?

「情熱」「仁愛」「威厳」などです。ほかにも「愛情」「勝利」「勇気」といった、力強く前向きな意味が込められています。

ルビーの石言葉が「怖い」と言われるのはなぜですか?

石言葉に「愛の疑惑」があることや、赤色が血・炎を連想させることが理由とされます。ただし「疑いを消し愛を燃え上がらせる」という前向きな意味で、実際は怖い意味ではありません。

ピジョンブラッドとは何ですか?

「鳩の血」を意味する、濃く鮮やかな最高級のルビーの色を指します。主にミャンマー産で、希少性・価値ともに非常に高いものです。

ルビーとサファイアの違いは何ですか?

どちらも同じコランダムという鉱物です。クロムを含んで赤くなったものがルビー、鉄やチタンなどを含んで赤以外の色になったものがサファイアです。

スタールビーとは何ですか?

光を当てると6条の光の筋が星のように現れるルビーです。内部の針状の結晶による「スター効果(アステリズム)」で生まれ、珍重されます。

まとめ|7月は情熱の赤を味方に

7月の誕生石ルビーは、「情熱・仁愛・威厳」を象徴する、宝石の女王と呼ばれる存在です。色の種類やスタールビー、もう一つの誕生石スフェーンとあわせて、選ぶ楽しみが広がります。要点を振り返りましょう。

参考・出典

※石言葉や歴史には諸説あります。処理の有無や品質は鑑別書・各機関の公式情報をご確認ください。

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