12月の誕生石は、ターコイズ(トルコ石)、ラピスラズリ、タンザナイト、ジルコンの4つです。もともとはターコイズとラピスラズリの2つでしたが、2021年に全国宝石卸商協同組合が63年ぶりに誕生石を改訂し、タンザナイトとジルコンが加わりました。4つとも正式な12月の誕生石です。いずれも青を基調とした石で、石言葉は「強運」「真実」「高貴」など。どれを選んでも間違いではありません。
「12月の誕生石って、結局どれなんだろう?」——調べてみると、サイトによって書かれている石が違っていて、戸惑った方もいるかもしれません。実は12月の誕生石は4つあり、そのうち2つは近年になって追加されたものです。この記事では、4つの石それぞれの意味と石言葉、そして選び方までを、わかりやすく整理していきます。
12月の誕生石は4つある
12月の誕生石は、次の4つです。他の月と比べても種類が多く、選択肢の広い、恵まれた月といえます。
| 宝石 | 石言葉(伝承)と特徴 |
|---|---|
| ターコイズ (トルコ石) | 成功・繁栄・強運・旅の安全。不透明なスカイブルー。 |
| ラピスラズリ | 幸運・健康・高潔・真実。深い青に金色の粒が散る。 |
| タンザナイト | 高貴・冷静・神秘。見る角度で色が変わる青紫。 |
| ジルコン | 生命力・成功。ダイヤモンドのように澄んだ輝き。 |
※石言葉は古くからの言い伝えであり、効果を保証するものではありません。
4つに共通しているのは、いずれも青系の色を持つことです。冬の澄んだ空を思わせるその色合いは、古くから「守り」や「成功」の象徴とされてきました。それぞれ表情がまったく違うので、好みで選べるのが12月生まれの特権ともいえるでしょう。
ターコイズ(トルコ石)|旅のお守り
ターコイズは、不透明で明るいスカイブルーが特徴の石です。石言葉は「成功」「繁栄」「強運」「旅の安全」。持ち主に危険が及ぶと色が変わったり欠けたりするという言い伝えが各地に残っており、古くから旅のお守りとして親しまれてきました。名前の由来もユニークで、13世紀ごろまでは「美しい石」を意味する言葉で呼ばれていましたが、ベニスの商人がトルコを経由してヨーロッパへ持ち込んだことから、「トルコの石(ターコイズ)」と呼ばれるようになったとされています。
なお、ターコイズを選ぶときに知っておきたいのが、多くの品に樹脂などを染み込ませる処理が施されているという点です。ターコイズはもともと多孔質でもろく、水や汗、化粧品によって変色しやすい性質があります。そのため、耐久性を高める目的で処理を行うのが一般的なのです。処理そのものは悪いことではありませんが、価格や品質に関わってくるため、購入時には確認しておくとよいでしょう。無処理で高品質なものは、当然ながら価値もそれだけ高くなります。
ラピスラズリ|聖なる青
ラピスラズリは、深い瑠璃色に金色の粒が散りばめられた、夜空のような石です。この金色の粒は黄鉄鉱で、その姿がまるで星のように見えます。和名は「瑠璃(るり)」。石言葉は「幸運」「健康」「高潔」「真実」で、古代エジプトの遺跡からも装飾品が見つかるほど、太古から「天空を象徴する聖なる石」として世界中で貴ばれてきました。お守りや魔除けとして用いられてきた歴史も長く、12月の誕生石のなかでも、とくに神秘的な存在感を放っています。
タンザナイト|半世紀で人気者になった石
タンザナイトは、1967年にタンザニアのキリマンジャロの麓で発見された、比較的新しい宝石です。その美しさに目をつけたアメリカの宝飾ブランドが、産地にちなんで「タンザナイト」と名付け、世界に広めました。発見からわずか半世紀ほどで、世界で最も人気のある色石の一つに数えられるまでになった、まさにシンデレラのような石です。石言葉は「高貴」「冷静」「神秘」。見る角度によって青から紫へと表情を変える性質があり、その多色性が最大の魅力とされています。
ジルコン|人工石と混同されやすい天然石
ジルコンは、ダイヤモンドと見間違うほど強い輝きを放つ天然石です。ここで注意したいのが、名前の似た「キュービックジルコニア」との混同。キュービックジルコニアは人工的に作られた石であり、天然のジルコンとはまったく別物です。名前が似ているために誤解されがちですが、ジルコンは地球が生んだ、歴史の非常に古い天然の宝石。石言葉は「生命力」「成功」などで、「平和の石」とも呼ばれています。購入の際は、どちらなのかを確認すると安心です。
ちなみに、そもそも誕生石という文化はどこから来たのでしょうか。ルーツの一つとされるのが、旧約聖書の「出エジプト記」に登場する、祭司の胸当てにはめ込まれた12種類の宝石だといわれています。それが時代を経て、1912年にアメリカの宝石商組合が現在に近い形を定め、日本では1958年に全国宝石卸商協同組合が独自の一覧を制定しました。つまり誕生石というのは、国や時代によって少しずつ姿を変えながら受け継がれてきた、生きている文化なのです。
なぜ4つもあるの?2021年の改訂
「サイトによって書いてある石が違う」と感じたことはありませんか。それには理由があります。日本の誕生石は、1958年に全国宝石卸商協同組合が制定したものが基準でした。しかし2021年、実に63年ぶりに改訂が行われ、全体で10種類の石が新たに追加されたのです。12月については、もともとのターコイズとラピスラズリに、タンザナイトとジルコンが加わりました。つまり、古い情報を載せているサイトでは2つ、新しい情報なら4つと書かれている——これが食い違いの正体です。もちろん、4つとも正式な12月の誕生石です。
どれを選べばいい?
選び方のヒント
- 色の好みで選ぶ:明るい水色ならターコイズ、深い青ならラピスラズリ、青紫ならタンザナイト、透明な輝きならジルコン。
- 石言葉で選ぶ:旅や挑戦のお守りにターコイズ、心を整えたいときにラピスラズリ、決断のときにタンザナイト。
- 贈り物として選ぶ:クリスマスと重なる12月は、誕生石の贈り物にぴったりの季節。
- 扱いやすさで選ぶ:ターコイズは水や汗に弱い性質があるため、日常使いなら手入れのしやすさも考慮を。
4つのうち、どれを選んでも間違いではありません。いちばん大切なのは、自分が心から美しいと感じる石を選ぶことです。身につけるたびに気持ちが少し上向くような一石こそが、あなたにとっての本当の誕生石です。他の月の誕生石は「誕生石一覧」でご覧いただけます。
最後に、手入れについても触れておきます。12月の誕生石は、比較的デリケートなものが多いのが特徴です。ターコイズとラピスラズリはどちらも水や汗に弱く、香水や化粧品などが付着すると変色してしまうことがあります。身につけたあとは、柔らかい布でやさしく拭き取る習慣をつけておきましょう。タンザナイトも硬度がそれほど高くなく、強い衝撃で欠けることがあるため、ぶつけないよう注意が必要です。超音波洗浄機の使用は、いずれの石についても避けたほうが無難でしょう。大切に扱えば、誕生石はきっと長く寄り添ってくれる存在になります。
よくある質問(FAQ)
12月の誕生石は何ですか?
ターコイズ(トルコ石)、ラピスラズリ、タンザナイト、ジルコンの4つです。2021年の改訂でタンザナイトとジルコンが加わり、4つとも正式な誕生石とされています。
なぜサイトによって書いてある石が違うのですか?
2021年に63年ぶりの改訂があったためです。改訂前の情報ではターコイズとラピスラズリの2つ、改訂後は4つと記載されます。現在は4つとも正しい誕生石です。
4つのうちどれを選ぶべきですか?
どれを選んでも間違いではありません。色の好み、石言葉、扱いやすさなどから、自分が美しいと感じるものを選ぶのがおすすめです。
ジルコンとキュービックジルコニアは同じですか?
違います。ジルコンは天然石、キュービックジルコニアは人工的に作られた石で、まったくの別物です。名前が似ているため混同されやすいので注意しましょう。
タンザナイトはどんな石ですか?
1967年にタンザニアで発見された比較的新しい宝石です。見る角度によって青から紫へ色が変わる多色性が特徴で、石言葉は「高貴」「冷静」「神秘」とされています。
誕生石の石言葉に効果はありますか?
石言葉は古くからの言い伝えであり、科学的な効果を保証するものではありません。お守りとして楽しむ、気持ちを整えるきっかけとして捉えるとよいでしょう。
また、宝石は同じ種類でも、色の濃さや透明感によって印象が大きく変わります。たとえばラピスラズリなら、金色の粒が細かく散っているものもあれば、ほとんど入っていない濃紺一色のものもあります。写真だけで決めず、できれば実物を見て選ぶのがおすすめです。実際に手に取ってみると、想像と違う魅力に出会えることも少なくありません。
まとめ|4つから好きな一石を
12月の誕生石は、ターコイズ、ラピスラズリ、タンザナイト、ジルコンの4つ。2021年の改訂で2つが追加され、選択肢が広がりました。どれも青を基調としながら、明るい水色から深い瑠璃色、青紫、透明な輝きまで、表情はさまざまです。石言葉も「強運」「真実」「高貴」と個性豊か。4つとも正式な誕生石ですから、迷ったら「自分が一番美しいと感じるもの」を選んでください。最後に、要点を振り返ります。
- 12月の誕生石は4つある
- 2021年にタンザナイト・ジルコンが追加
- ターコイズは旅のお守り
- ラピスラズリは金色の粒が特徴
- タンザナイトは角度で色が変わる
- ジルコンは人工石とは別物
参考・出典
※石言葉や伝承は古くからの言い伝えであり、科学的な効果を示すものではありません。誕生石の制定内容は改訂される場合があります。